©伝統素材伝承支援協会 年末年始の漆喰のおさらい その6 150 150

年末年始の漆喰のおさらい その6

昨日まで消石灰、麻すさ、海藻のりの3つの素材についておさらいしました。

これらの素材が漆喰の基本中の基本知識です。
3種の素材と水で出来上がるのが本来の漆喰なのです。

さあ、今日のおさらいはその混合ですが…現代の漆喰はちょっと様子が違います。



漆喰はもともと3つの原料と水で作られます。

主原料となるのは石灰
そこに麻の繊維海藻から出る糊分を加えて出来上がります。





漆喰は、実はその成分のほとんどが石灰。
麻と海藻は補助材料なのですが…

さらに補助材料が加えられているのが「現代の漆喰」と言えるでしょう。

漆喰に限らず、「天然素材」が強調されている製品、多いですよね?!

ところが成分を調べてみると…
原料が天然素材を加工して出来ているから、天然素材…????
そのほかにも「天然由来」「自然由来成分」などというコトバが使われています。
日本語ってとても便利なコトバです。

分からなかった方にはもう少し。
では天然の調味料と「化学調味料」で考えましょう。
天然…はお分かりですね。かつお節とか昆布とかイリコとか。


化学調味料は、今では「うま味調味料」と呼び名が変わりましたね。
もっとも有名なアレも含め、その多くは廃糖蜜などの加工由来なのですが…

 それは「天然素材」と呼べますか?


左官材料で言えば海藻のりの補助材料、代替材料として多用されているのが、メチルセルロースの類。紙の原料としても知られるパルプから作られます。食用として使われているものもあるようですが、結局それは調味料の考え方と同じではないでしょうか?

 その漆喰、天然素材と・・・

少なくとも私は呼びません。各自の判断ですね。

ただし、だからといって体に悪い!というわけではないのです。
食べ物だってそうでしょう?それも各自の判断です。