鏝絵。 難しいものなのかな?それとも?

2016/05/13

よもやま

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先日に続いて、鏝絵。せっかくですから、もう少しおさらいしましょうね。

鏝絵ってどんなもの?


鏝絵とは伊豆の長八で知られる大変繊細なものから、

下の写真のようなダイナミックなものまで。



鏝絵とは


鏝絵は、漆喰で作られたレリーフ装飾です。
彫刻のように削りだすものではなく、左官さんの鏝で漆喰を塗り重ねて形作られたものです。

まさに造形テクニックの集大成ですね。

もっと鏝絵を観たい方は色々と検索してみてください。大分県安心院(あじむ)の鏝絵など、色々なものが出てきますよ。



鏝絵にはいろいろありますが、身近なものを鏝絵にした例も。

漆喰看板という看板メニュー


泥と漆喰で作ったお店の看板です。
我が町 津久見市の津久見まぐろ研究会が、左官教室の挿絵や著書「どぞう」で知られる村尾佳州子さんに依頼して、それぞれのお店の看板を作ってもらいました。





それぞれ地元の方にしか分からないことかもしれませんが、お店の雰囲気や店主のイメージそっくりに仕上がっていると大評判でした。

現在、ひとつひとつが各店舗に飾られていますので、津久見を訪れた際には是非ご覧くださいね。


みんな左官職人?


我が町では、毎夏、地元の子供達の体験学習が行われているのですが、これまで行われた中から、子ども達による鏝絵の様子を振り返ります。

地元の土と地元の石灰を捏ねて、固まりやすくします。子供たち一人一人、ねりクワを振るって大奮闘。慣れない手つきで鏝を扱い、大苦戦です。




小さな手先で頑張って作った作品。
子供たちの中から、将来、立派な左官職人さんが生まれることを祈っています。