静岡へ行く準備をしているとワサビのことを思い出したので。

2015/12/07

よもやま

t f B! P L
来週の静岡でのオシゴトの準備をしているうちに、やはり思い出しました。

「親の意見と 遠藤のわさび きけばきくほど 目に涙」
何とはなく覚えている静岡県・遠藤わさび店のキャッチフレーズですが…

ある日のこと、「ワサビを買ってきてね~」とおつかいを頼まれました。

は~い…と。まさか本格的に本ワサビを買ってくるわけにもいきませんので
皆様おなじみのチューブタイプの練りわさびを買うことに。
山葵
山葵 / eiko_eiko


で、売り場で困った。ヒトクチに「わさび」といっても沢山あるんです。
なので、その違いを見比べてみたわけです。

すると…
練りわさびって色んなモノが入っているんですね。

単純に、わさびをおろしたものに、安定剤が入っているだけだろうと思っていたのですが
様々な食品添加物が加えられていることが分かりました。


というわけで、ワタシがスーパーで見比べたのと同じように、メジャー2社のわさび製品を見比べてみましょう。

ハウス・おろし生わさび 43g 希望小売価格125円(税別)

 
商品説明:
「おろし生わさび 43g」は、西洋わさびに本わさびをブレンドした無着色のわさびです。
刺身、海鮮丼、手巻き寿司、ざるそば、かまぼこ、お茶漬け、ドレッシング、マヨネーズ、ソース類などにお使いください。
原材料:
西洋わさび、でんぷん、砂糖調整品、植物油脂、食塩、本わさび、ソルビトール、ミョウバン、香辛料抽出物、安定剤(キサンタンガム)、酒精、香料

ハウス・特選本香り生わさび42g希望小売価格190円(税別)


商品説明:
「特選本香り生わさび 42g」は、香りおろし製法で香るわさびです。
生わさびを低温ですりおろすことにより、辛さと香りを引き出す製法です。本わさびの香りを楽しんでいただくため、使用するわさびを100%本わさびにしました。刺身、ざるそば、かまぼこ、お茶漬けなどにお使いください。
原材料:
本わさび、食塩、砂糖調整品、植物油脂、でんぷん、ソルビトール、セルロース、ミョウバン、環状オリゴ糖、酒精、更新流王抽出物、安定剤(キサンタンガム)、香料

ハウス・料亭生わさび 33g 希望小売価格240円(税別)


商品説明:
「料亭生わさび 33g」は、国産・産地限定のこだわり素材を使用したわさびです。
長野県安曇野で栽培された本わさびの辛さと味わいが楽しめます。刺身、ごま豆腐、まぐろの山かけ、うなぎの白焼き、ざるそば、お茶漬けなどにお使いください。
原材料:
本わさび、食塩、でんぷん、植物油脂、ぶどう糖、本わさび葉ペースト、ソルビトール、セルロース、環状オリゴ糖、ミョウバン、香辛料抽出物、安定剤(キサンタンガム)

S&B・おろし生わさび 43g 希望小売価格125円(税別)


商品説明:
「S&B おろし生わさび 43g」は、西洋わさびに本わさびをブレンドしたおろし生わさびです。本品は着色料を使用しておりません。
原材料:
西洋わさび、本わさび、コーン油、食塩、乳糖、ソルビット、セルロース、環状オリゴ糖、香料、酸味料、増粘剤(キサンタン)

S&B・おろし生わさび 43g 希望小売価格190円(税別)


商品説明:
「本生 本わさび 43g」は、本わさびをていねいにすりおろした生わさびです。本わさびならではの清涼感ある風味と辛味が特徴。使用するわさびを100%本わさびにしました。着色料を使っていません。最後までしぼりやすいチューブ。薬味に、ごはん類に、めん類にどうぞ。
原材料:
本わさび、コーン油、食塩、でん粉、ソルビット、トレハロース、加工デンプン、セルロース、酸味料、香料、増粘多糖類

S&B・名匠本わさび 33g 希望小売価格240円(税別)


商品説明:
「名匠本わさび(国産本わさび使用)33g」は、本わさび本来の風味をより強く感じられるように改良したわさびです。物性を柔らかく改良し、醤油への溶けやすさを改善しました。
原材料:
本わさび、コーン油、食塩、ソルビット、セルロース、環状オリゴ糖、酸味料、香料、増粘剤(キサンタン)

結局のところ、高い方がすりおろしたホンモノに近いのかしら?という、予想通りの結果になってしまいましたね。

また、2社のいずれも、価格順に安い方から
  1. 西洋わさびと本わさびを併用して練ったもの
  2. 本わさびで練ったもの
  3. すりおろした本わさびに近づけたもの
のラインナップのようです。原材料も微妙に違いますね。
食品の場合、原材料の表示は多い順から書かれるのがルールなんです。わさびの量が何%であるかは書かれていませんが、それは味で感じるほかありませんね。よっぽどこだわるならば、家庭でも本わさびを買ってくるほかないでしょう(笑)


さて、そこで、是非比較したいのが漆喰をはじめとした「建築材料」。
残念ながら、建築材料には食品のように原材料を表示する義務はありません。
それらを非開示にしているメーカーも多いようです。

代わりにカタログなどに書かれているのは健康、天然などのキャッチフレーズ。
いったいどこまで信じられるんでしょうか

中でも最も天然、安全、といわれているのが漆喰ですね。
原材料として、本来必要なのはこのとおり、消石灰、麻すさ、海藻のりの3種類。さらに、そこへ様々な添加材が加えられています。




漆喰が塗られた住まいを望む方にとっては大切なコトなのですが
知られていない事実、まだまだ多いんです。

どこかでまたオハナシさせていただきますね。