じゃ、ワタシが勝手に決めたの「日本三大漆喰」。
- 本漆喰
- 土佐漆喰
- 琉球漆喰
土佐の名前の通り、高知県を発祥とする漆喰です。
その製法をおさらいして、DIYのお手伝いに…なるでしょうか?
土佐漆喰とは、
3か月以上発酵させたワラと消石灰を練り合わせ、
さらに熟成させたものとされています。
まずワラを用意します。
ワラは、無農薬のものが嬉しいでしょうけど、かなり入手が難しいです。
あと、「どこで買えますか?」とも。 …売っていませんよ。
農家さんを紹介してもらうのが早道ですよね。
もう、どこも稲刈りが終ってますから、今年はもう手に入らないかもしれません。

長さを揃え、硬い節を取り除いたのち、水分を加え発酵させます。

発酵がすすんだワラを消石灰と合わせ、水で練り上げます。

あれ?他の材料は? と思った方…
そうなんです。土佐漆喰はワラと消石灰と水だけで作られるのです。
「本漆喰」との違いは、
ワラが発酵して繊維がバラバラになったものが麻すさの代わりに。
発酵して溶けだしたワラの成分などが海藻のりの代わりに。
そうして漆喰となるわけですが、さらに必要なコトがあるのです。
土佐漆喰には「土佐漆喰の技」が必要です。
ちゃんと材料を使いこなし、ちゃんと仕上げられる腕が必要なのです。
だから、伝統技術に忠実な土蔵でも、

近代的な住宅においても、その重厚感に圧倒されるわけなんですよね。
土佐という雨風厳しい気候に耐えられるよう、磨かれてきたその素材と技術。
伝統の漆喰をベースに革新が加えられた、素晴らしい漆喰だと思っています。
さあ、DIY! …かなり難易度が高いですよ。