その名の通り、
伝統素材を残していくために頑張っている方々を支援するのが役割です。
中でもチカラを入れているのが「琉球漆喰」の支援。
琉球漆喰は
沖縄の文化を形作る大切な素材でありながら、残念なことに、
現在の沖縄県、日本建築学会、日本漆喰協会、国土交通省など、
あらゆる公的なトコロにおいて、「それ」について触れられているものはごくわずかです。
しかも、元々の原料であった素材は既に入手困難。
失われる寸前の伝統素材といっても過言ではないでしょう。
ご覧の写真は、この修復が終わった直後の守礼門。
キレイに瓦屋根も葺き直されましたが、
この修復には当然ながら伝統的に使われてきた素材である
琉球漆喰が不可欠なのです。
沖縄の美しさを残すために。
私たちの宝物を残していくために。
大切な文化を伝え続けるために。
それが当協会の支援活動のひとつ。
必要な素材が必要とされる環境だけでなく、
事業として続けられるようにしていかねばなりません。