©伝統素材伝承支援協会 「ダメ。ぜったい。」な伝統素材 150 150

「ダメ。ぜったい。」な伝統素材

脱法ハーブ。今は「危険ドラッグ」と呼んでいますね。
それらを乱用したフトドキモノが起こした車暴走事故のニュースはまだ耳に新しいです。

脱法だろうが何だろうが、ダメなモンはダメ。

我が国でも年に何人捕まっているのでしょうか?
アパートでの大麻を栽培から、大量薬物まで、麻薬犯罪のニュースは枚挙に暇がありません。

しかし、それらを助長させるわけにはいきません。

大麻・麻薬犯罪が増えれば増えるほど、それと全く関係のない分野にまで及ぶのです。



麻薬という名前に代表される通り「大麻」はダメ!

でも、大麻って麻(あさ)なのです。
不思議と「麻」といわれると大変身近なものに感じますよね?

事実、我が国ではその茎の繊維を加工して様々な使い方をしてきました。
神聖なものとして神社の大幣(おおぬさ)にも使われていますし
水に強い繊維として魚網にも使われていました。

大幣(おおぬさ)。大麻と書いて「おおぬさ」とも読みます。


そして、身近な伝統素材では和紙に漉き込む麻も、漆喰の麻すさも
我が国にあった麻…大麻だったのです。

漆喰に使う麻すさ


大麻の樹皮の繊維を原料とした麻すさは最高級のものとされ
現在もごくごくわずかながら、文化財などで用いられています。

無論、それ自体に毒性(フトドキモノが望むような成分)は含まれていませんし
国内で栽培されているのはその毒性が取り除かれた品種だとも言われています。

ただ、現在の我が国ではその栽培は制限されているのはご承知の通り。
マボロシに近い素材でもあります。

しかし、私は「文化のために栽培を増やすべきだ」とは考えていません。
ただ、頻発するする犯罪のために
わずかに使われてきた伝統素材までが制限されるような事態になったら…。
それだけは避けねばならないコトですよね?

だから、ダメ。ゼッタイ
もし身の回りに見つけたら…すぐに届け出ましょうね。
それが本人のためにも周りの人のためにもなるんですから。