こういったつくりを校倉造(あぜくらづくり)といいます。ご存知でしたか?
写真のように、四つ角で木材が交差するように組み上げられた構造になっているんです。
そして校倉造で有名な建築物が奈良にある正倉院。
(wikipedia)
正倉院の「正倉」とは時の政府の倉庫。
今の言葉にするならば「正規の倉庫」。とでもいうのでしょうかね?!
その中でも奈良の都に置かれた正規の倉庫の集まりが正倉院。現在はその中の1棟しか残されていないわけですが、もともとはいくつかあったということです。
奈良の時代から大切に残されてきた「木造倉庫」。
倉庫だけでなくその中に収められた宝物も大切に残されてきました。
これからもしっかりと遺されていく、そんな工事が行われています。
平成23年から始まった工事も今年度が最後。秋には素屋根も外され、葺き直された新たな屋根と一緒に、また観ることが出来るようになるんでしょうね。
あ、あと「校倉呼吸」…昔、習ったのは木に隙間が出来て建物が呼吸しているというものでしたが…違うそうですね。