水がタダでないニッポン。「安全」もタダじゃなくなるかも。

2014/05/24

提起

t f B! P L
「水と安全はタダ。」

ニッポンの安全性と危機意識の無さ、それぞれを表す言葉として有名ですね。


蛇口をひねって出て来るのは…カラダに悪い水だなんて考えもしません。
でも、毒ではないにせよ、安全ではない水が出て来る可能性があるわけです。


さて、数年前、水道水からホルムアルデヒドが検出されるという事件がありました。

ホルムアルデヒドは液体ではホルマリンと呼ばれる化学物質です。化学や生物の実験で用いられるそれの処理方法は…


消石灰なんです。
ホルマリンに消石灰を混ぜることでホルマリンが違う物質に変化して、無害なものへと変化してしまうんです。

その他見えないところで消石灰は大活躍。精密部品工場などで汚染された水の浄化、焼却場から発生する酸性ガスなどの中和などなど、皆さんの生活を守るために、お役に立っています。

(少々強引ですが、)だから、そんな石灰を使った壁である「漆喰」はいかがでしょう?
ちょっとだけ健康に役立ちそうな気持ちになりますね。


ですが、それだけではまだまだ心配です。

先日見つけたこんな看板。

海沿いの松原で松くい虫の防除。
「大変だな~」と良く見てみると、ヘリ散布の文字と使う薬剤が…。


現在、世界的に問題となっているネオニコチノイド系薬剤。
無味無臭でヒトに影響がないと言われながらも、学識者からは「農毒」ともいわれる、殺虫剤です。

wikipedia「ネオニコチノイド」

調べてみれば、国内各地の松原で同様の殺虫剤散布が行われているようですね。

近隣の環境への問題は大丈夫なのでしょうか?
松原はどこも海岸の近く。海に流れ出して影響はしていないのでしょうか?

すでにミネラルウォーター500mlに110円払う時代です。
「安全」がタダでは無い時代がやってくるのかもしれません。