違います。お見せしたいのは手がキレイに映っているのは漆喰の壁。
時折、ご相談いただくのが「漆喰って顔が映るくらいピカピカに出来るんですよね?!」というオハナシ。
はい。出来るんですよ!
と言いたいのですが、2つのコトバを付け加えなければならないのです。
- 修練を積んだ職人さんに仕事をお願いして
- 手間(オカネとジカン)をかければ
分かりやすく言うなら「簡単には出来ない」のです。
左官だったらスグに誰でも出来るものではありません。マニュアル通り配合や作業が出来ればキレイに出来上がるものでもありません。修練と手間暇が必要なんです。
なので、日々コツコツと修練を積んでいるのが匠を目指す左官さん。
漆喰のなかでも「磨き」というのは材料の自作から塗りあげるワザまでが全て一貫した、特別な技術。当然ながら普通に塗るよりも特別なお金と時間を左官さんに用意しなければなりません。
そして出来上がった壁は…あなただけの「一点もの」の芸術作品になるんですから。
NHK「美の壺」で再放送される度に注目されていますね。
File85「蔵」、File235「小江戸 川越」などで黒漆喰の磨き、観ていただけます。
左官技術の技を尽くした壁がどれほどのものか…ね、ちゃんと顔が映りますよ。