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2014/04/16

漆喰が記載された文献ってどんなものが?

漆喰はどのくらい古いの?どんな文献に残されているの?

と言われて困りました。漆喰や瓦などの建築文化は仏教伝来と同時期に大陸から…とは習ってきましたが、その根拠となる「文書」となると。一番大切なコトが分かっていなかったかもしれません(汗)

何かに書かれているのでしょうか?
今後いろいろと調べていこうと思っています。

さて、歴史書といえば「ふることぶみ」。古事記をご存知ですか?

「古事記」が 時の天皇に献上されたのは西暦712年。今から約1300年前ですね。
我が国最古の歴史書とされています。

書かれているのは我が国の神話。天地開闢(かいびゃく)から推古天皇の世まで。様々な神様、天孫降臨などは 古事記が記されるまで口伝として残っていたものとされています。


伝説的な要素?も含まれているわけですね。
それでも「記録」を伝えることはとても大切なコト。 後世にコトを残す技術です。

中国史を学ぶと、歴史家(当時の記録を記す学者)に事実と異なることを書かせようとして、弾圧を行った皇帝の話が何度も出てきます。
それでも「歴史は真実を残すこと。」として遺されてきたわけです。そうでないと、暴君、名君などという評価は下せないわけですから。

歴史家が記録してきたコト、とても意義のあることなのです。

現在、領土問題となっている尖閣諸島や北方領土。そこでも歴史に基づいた論争が行われていますね。
  • 現代に生きる私たちが歴史を刻むこと。
  • 今あるものを記録に残すこと。
  • お年寄りに聞かないとわからないコト。
  • 忘れ去られようとしているコト。
ちょっと考え直してみたいですね。

さて、奈良の平城京に都が遷されたのが710年。
古事記が献上された712年当時といえば…

奈良のみやこの大極殿も出来たばっかり。漆喰が我が国に伝えられていたものの、まだまだ珍しいものであったはずです。その白壁の美しさに息をのんだことでしょうね。