「古材」の読み方、何と読みますか?

2014/01/19

古民家

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古材」…何と読みますか?

「ふるざい」と読んだ方、「こざい」と読んだ方、いずれも正解です。
古くから建築にたずさわっていた方は「ふるざい」と読む方のほうが多いようです。




「古材」がフルザイと呼ばれたのは昔のこと。
今は建築関係のほとんどの方が「コザイ」と読むようになりました。

では「古材」とはどんなものか??
簡単にいえば古い材木のことなのです。


古民家などを解体すれば出てくる、古い材木。
現代ではそれらは捨てられるのが「常識」です。

ところが、ちょっと昔までは再利用されるのが「常識」だったのです。
私たちの価値観が狂ってしまったわけですね。

再利用の常識では、手解きで解体し、使えるものは全て使う。


ここで疑問が生まれますね。

 古い材木なんて、劣化して弱くなっているんじゃないか?

ところが、その「時間がたつと劣化して弱くなる」という常識は現代の建築に使われている鉄骨やコンクリートのものなんです。

たとえば樹齢100年の樹
切り倒され、製材され、木材となって…最も強くなるのは100年後だといわれているのです。

だから、「使えるから使う」だけでなく「良いものだから使う」のです。


どうでしょう、古材のあるリビング。新築の際、あえて古材を使った住まいです。
とても魅力的に感じませんか?


そしてこれらも伝統素材。
その伝承をお助けするのも私たち、でんでん協会の役目の一つです。