©伝統素材伝承支援協会 内子町で学ぶ 150 150

内子町で学ぶ

昨日に続き内子町のオハナシ。
町のいたる所に学ぶトコロがあるんです。

 

入り口から…漆喰にカビが生えるモデル発見!
雨がかかるところ、水がたまるところ、そこに黒カビが生えるわけです。



黒い妻壁。よ~く観てみると


炭化した様子がよく分かります。そうです。焼き杉ですね。焼くことで風雨に強くなるだけでなく、そのままよりも火が着きにくくなるのです。



二階の窓の両外側にある仕切りのようなものが「うだつがあがらない」のうだつ。もともとは隣家からの延焼を防ぐ防火壁でした。


竃(かまど)。これを造るのも左官の技でした。使われている素材や形状、とても理にかなったものなのです。


町の名物である蝋燭屋さんへ行ってみると…
中では実際にローソクを手作りしている様子が見られます。



それだけでなくその原料もしっかり展示。和蝋燭の芯には灯芯草(とうしんそう)や蚕(かいこ)の繭(まゆ)が使われているのです。ちなみに灯芯草はい草、お蚕さんの繭からは絹糸が作られます。



傷んだ土壁も格好の教材に。


なぜこんな傷み方をするのか分かりますか?
それを考えるだけでも、伝統建築の構造や素材について自ら理解を深めることが出来ます。

ほんの一時間歩くだけでも、これだけのことが分かります。
「書を捨てよ」とまでは言いません。読んだこと学んだことを確認できるのは、やはり自分の目で見ることだと痛感できますね。