木造建築が残されてきた理由は?

2013/06/17

古民家

t f B! P L

我が国で遺され伝えられる伝統建築。

全て木造建築なんです。それは1000年を越えて我が国のタカラに。 

 

 

 

木造建築。

残念ながらその全てが長持ちしているわけではありません。

「木」を傷めてしまう原因は白アリと腐朽菌。

 

1000年を越えて使われる素材である「木材」。その弱点はこの2つなのです。

 

アリを予防し、腐朽菌の繁殖を抑えるには、通風が良く、乾燥しやすいを環境にあること…ということくらいしか無いのですが、構造上いたしかたないこともあります。

 

じゃあ、傷んでしまった場合、どうするのか?

 

傷んだ部分だけ換えればよいのです。

何も全て新しくする必要はありません。

 

それが我が国の伝統素材を支えてきた大工さんの技術。

「継ぎ」です。

 

たとえ構造部材であっても、ちゃんと「部分の交換」で使える素材。

それこそが伝統素材と呼ばれる由縁かもしれませんね。