ウソかマコトか、いまだ中国の住宅はシックハウスだらけなのだそうです。
原因は様々な建材から放散される、イロイロな成分。
新築マンションに数年は住めないなんて笑い話も。
それにひきかえ、我が国は…改正建築基準法など、法制から対応していますね。
だから住まいづくりで使われるほぼ全ての内装用の「建材」にはF☆☆☆☆(エフ フォースター)のマークが付いています。
このF☆☆☆☆は、ホルムアルデヒド放散等級を表す記号です。
このほかにもF☆☆(第2種ホルムアルデヒド放散建築材料)、F☆☆☆(第3種ホルムアルデヒド放散建築材料)などの等級に分けられ、その等級によって使用できる面積が制限されているんです。
で、F☆☆☆☆は放散されるホルムアルデヒドの量が少ないのでその規制対象外。
だから安心… じゃないですよね。
F☆☆☆☆の等級となる基準値は放散量が0.005mg/m2h 以下。
具体的に言えば室温28℃、湿度50%程度の条件でその建材1メートル四方から発散される量が0.005mg以下であること。とされています。
出るんです。 「含まれていない」のではなく「出る量が少ない」ものなんです。
しかも、多くのF☆☆☆☆、国が定めたものでは無く、自主基準なんです。
JISやJASで定められているものもありますが、塗料であれば日本塗料工業会、接着剤であれば日本接着剤工業会など、業界団体での自主認定。全ての素材をテスト…していない業界もあるようですね。
で、ようやく漆喰のオハナシ。
これまでにも紹介してきた日本漆喰協会化学物質放散基準。
「ヨソがF☆☆☆☆なら、ウチはF☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(テンスター)だ」と胸を張っています。
その基準値を満たしている製品に付けられているのがこの合格マーク。
安心なのはドッチのマークでしょうか?