麻のつく名前は?

2012/09/19

伝統素材

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今日9月3日は「苗字の日」なんだそうです。
明治3年、平民でも苗字を名乗ることが赦されたわけです。それまでは「山田村の権兵衛」などと呼んでいたわけです。時代劇で良く観るアレですね。

で、様々な苗字が出来たわけですが、その中で注目したいのが「麻」。

「麻」がつく苗字、身近に沢山いらっしゃいませんか?


麻生(あそう)
麻植(おえ)
麻田(あさだ)
麻原(あさはら)
宅麻(たくま)
麻布(あざぶ)

なんとなく、由来は分かりますね?

地名と同様、苗字も住んでいた地域や職業によって付けられたといいます。ということは、麻がつくオナマエが多いのは、我が国のあちこちで、普通に麻が栽培されていたということです。

でも、今では栽培は禁止されています。いわゆる「大麻取締法」というやつです。


ということは、取締りが始まる前の昔は…麻生さんが大麻を栽培して、麻薬として?

 

いえいえ、ちゃんとした農作物として栽培していたんです。

立派な商業作物だったんですよ。

 

現在では大麻を栽培している地域は国内でも数か所。その他、苧麻や綱麻も数か所だけです。

とても身近だったはずのものが、とても遠くに行ってしまったわけです。

 

現代で麻が多いのはお名前だけですね。

麻子、麻美、麻奈、麻友、麻里子などなど、麻がついた女の子。麻のようにシューッと真っ直ぐに育って欲しいという願いからでしょうか?