今日9月3日は「苗字の日」なんだそうです。
明治3年、平民でも苗字を名乗ることが赦されたわけです。それまでは「山田村の権兵衛」などと呼んでいたわけです。時代劇で良く観るアレですね。
で、様々な苗字が出来たわけですが、その中で注目したいのが「麻」。
「麻」がつく苗字、身近に沢山いらっしゃいませんか?
麻生(あそう)
麻植(おえ)
麻田(あさだ)
麻原(あさはら)
宅麻(たくま)
麻布(あざぶ)
なんとなく、由来は分かりますね?
地名と同様、苗字も住んでいた地域や職業によって付けられたといいます。ということは、麻がつくオナマエが多いのは、我が国のあちこちで、普通に麻が栽培されていたということです。
でも、今では栽培は禁止されています。いわゆる「大麻取締法」というやつです。
ということは、取締りが始まる前の昔は…麻生さんが大麻を栽培して、麻薬として?
いえいえ、ちゃんとした農作物として栽培していたんです。
立派な商業作物だったんですよ。
現在では大麻を栽培している地域は国内でも数か所。その他、苧麻や綱麻も数か所だけです。
とても身近だったはずのものが、とても遠くに行ってしまったわけです。
現代で麻が多いのはお名前だけですね。
麻子、麻美、麻奈、麻友、麻里子などなど、麻がついた女の子。麻のようにシューッと真っ直ぐに育って欲しいという願いからでしょうか?