わが町の夏は学びの夏。
津久見市では毎年恒例のフレスコ画教室が開催されています。
早いものでもう8年目なんですね。
指導にあたるのは造形作家の村尾かずこ先生。
毎年、このために東京から来県してフレスコ画の楽しさを伝えてくれます。
絵本「どぞう」の著者でもあります。といえば、
多くの伝統建築の関係する方々はお分かりになるのではないでしょうか?
どぞう -さかんやさんのどぞうづくり-
「田舎の本屋さん」で購入できます。 http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=02_490369500X/
フレスコ画ってナニ?という方は過去の説明を読んでくださいね。
2012.3.16;ダ・ヴィンチと漆喰 http://shikkui.iza.ne.jp/blog/entry/2627870/
で、今年も津久見市民はフレスコ画三昧。
地元特産の石灰に思い思いの絵を描いていきます。
子どもさんの作品では造形のテイストも。
石灰モルタル(もともとの西洋の漆喰)に彩色して、パラパラと撒くのは貝の粉?
キラキラととてもキレイですね。
子どもの部が行われたのは昨日のこと。その模様はまた後日。
さて、そんなわが町津久見市には、ちょっと変わった施設があるんです。
コチラがなんだかわかりますかね?
生簀(いけす)のようなものがたくさん。
ところが…何やら不思議な影が。
同じく大分県内にある水族館では人気のイルカショー。
そのショーを行うイルカさんたちの練習施設。
イメージ写真
本番のショーの演技を練習しているいわばバックステージ。
それが県内の新たな観光施設として公開されています。
そしてそこに今年4月から新たな施設がオープンしました。
ちょっとした休憩スペースとなる東屋(あずまや)です。
真ん中には「フレスコ画」が公開制作され、完成しました。
イルカのフレスコ画。
古くはギリシア・クノッソス宮殿にもイルカの壁画。
石灰と砂を練っただけのものに、顔料を水で溶いて書いていくだけ。
それだけで画は石灰のチカラで何千年もの年月、その姿を保っていきます。
描いていただいたのは、津久見市ではおなじみの造形作家、むらおかずこ先生。
ジョルナータで描かれた本格的なブォン・フレスコ。
目にすることが出来るのは大分ではココだけかもしれませんね。
今年のフレスコ画教室で描かれた作品はこの壁画と共に飾られるんです。
津久見の海と生き物の絵画。
とても素敵な空間ですよ。