平城宮跡。
西暦710年に、平城京の中心がおかれた場所ですね。
奈良市内に広大な敷地でその復元と展示が行われています。
…が、これだけ広い場所。防犯カメラを設置するというニュースです。
(記事の最後にニュースリンクがあります)
不審火への対策なども考えていかねばなりませんよね。
そして、当時から防火のために用いられていたのが瓦と漆喰。
「瓦」は土を焼いて作られるもの。
漆喰の原料の「石灰」は石を焼いて作られたもの。
ともに燃えない素材、不燃材料なんです。
奈良の都の時代、瓦も漆喰もまだまだ特別なものであったに違いありません。
同様に復元された大極殿も大切に残していかねばなりませんよね。
復元に際して、漆喰をつくるために集められた素材も大変特別なものであったと聞きます。
そうして造られた壁の経年変化をしっかりと見てまいりたいものです。