震災の影響は東北だけに起きているわけではありません。
天然記念物 静岡県・白糸の滝
3月の震災、そして9月の大型台風の影響により
のり面が崩落して滝壷までの道が閉鎖されています。
訪れたことがある方は御存じでしょうが
滝壷へ近づくにしたがって山肌に流れる小さな流れ。
岩肌一面に流れる水のために
滝壷へ辿り着くまでにたっぷりシャワーを浴びる、
マイナスイオン満点の場所なのです。
ワタシも静岡で仕事していた頃には
仕事の合間にちょっとだけ…何度も涼を求めて訪れた場所でした。
その滝壷へ向かう道の、のり面の修復。
富士宮市によれば
「人工物を使ったと分からないような工法を採用したい」
とのことですが…
難しい話ですね。
自然の美しさを守るためには「人の手」は入れられない。
けれども、そうしないと「観て愉しむ」ことができない。
だから最小限に「手を入れる」んです。
漆喰を使った建築物でも同様。
漆喰のままだと強度が保てない。
だからといってコンクリートにペンキでは…。
「残していく」ために多くの方が頭を悩ませることの一つです。