漆喰についての講演や勉強会で・・・
「現在流通している漆喰の原料は
消石灰と
麻すさと
海藻のり の3つを基本に、添加材などが加えられています。」
…といった説明をよく人前でするんですが
今ひとつ理解が得られなかったんです。
なのでもうひとつ前の原料を1つ用意しました。
それが「石灰岩」
「この石を加工したものに、草の繊維と海藻の煮たのを加えると
白い壁の材料が出来ます。」
そう言ったほうが分かりやすいようです。
さらに
手に持ってもらう。
重さを確かめてもらう。
匂いを嗅いでもらう。
出来るだけ多くの感覚を使って「感じてもらう」。
それは単なる「塗り壁体験」では出来ないことなんです。
今自分が何故、その物体を手に取っているのか?
それを意識しながら、そして触れながら、
「素材が漆喰になるまで」を想像してもらいます。
すると…「分かる」んです。
その素材が自分の生活空間に必要なものか、そうでないものか。
直感的に分かるんだと思います。
だから「分かっていただくために!」
全国どこへでも飛びまわっています。