土と石灰の歴史

2011/09/26

よもやま

t f B! P L

何の写真なのか分かりますか?

 

 

古墳…つまり昔のお墓ですね。

3世紀後半から7世紀前半に豪族などと呼ばれた

有力者の墓であるといわれています。

 

写真はその中でも有名なカタチ。

「前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)」といいます。

前が四角くて後ろが円形なのです。

 

突き固めた土。

ただ、そのままでは風雨によってされてしまいます。

 

そのため石灰を混ぜて硬化させるなどの技術が用いられたようです。

版築(はんちく)や三和土(たたき)の技術の古いものですね。

なので、日本の土木の歴史遺産だと言う方もいるようです。

 

 

 

キレイに突き固められた土の上には

「葺き石(ふきいし)」といわれるコブシ大の石がびっしりと並べられています。

 

写真は全て2009年に公園として公開された

宮崎県の生目古墳群史跡公園(いきめこふん)にある生目5号墳です。

国内でも数少ない復元古墳。

ワタシの先生の一人も復元のため粉骨砕身、努力されたそうです。

 

1000年以上前の土と石灰の技術。

漆喰もその一つなんです。