炭酸ガスと漆喰

2011/08/04

よもやま

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今日8月4日は

修道士ドン・エール・ペリニョン(Dom Pierre Pérignon)が

シャンパンを発明した日だそうです。

 

シャンパーニュの輝き. - 写真素材
(c) td.lemon画像素材 PIXTA

 

シャンパンは発泡性ワイン。

発泡性ワインは発酵の際に発生する炭酸ガスが

そのまま瓶内に閉じ込められ、液中に溶け込んだものです。

で、その中でも決められた製法、

そしてシャンパーニュ地方で製造されたものだけが「シャンパン」と呼ばれます。

だから、それ以外はスパークリングワイン。そう呼ばれていますね。

そしてその代表格が「ドンペリ」。ドン・ペリニョンです。

発明した修道士の名が冠せられています。

 

ドン・ペリニヨン - 写真素材
(c) Etoilesストック写真 PIXTA

 

そして「勝利の美酒」の代名詞。

我々庶民のノドにはなかなか入りません。

 

ビールといい、サイダーといい、コーラといい、

炭酸の刺激はたまらないものですよね。

 

ラムネ一気飲み - 写真素材
(c) Seaside画像素材 PIXTA

 

 

ですが、炭酸ガス=CO2

 

CO2や二酸化炭素と聞くと、環境負荷の代名詞。

モノとして、マイナスイメージが強くなります。

うまく付き合っていかねばならないモノの一つです。

 

さて、その二酸化炭素、漆喰には必要なモノなのです。

昨日説明したばかりですね。覚えてますか?

 

漆喰の主成分、水酸化カルシウム(消石灰)は 二酸化炭素を吸収して硬化するのです。

その二酸化炭素は、石灰石を焼いたときに石から出た分。

つまりは吐き出した分だけ吸い込むのです。

 

ただし石灰石は焼かれているのです。

焼くのに使われるのは主に石炭やコークス。

石灰石から二酸化炭素を除くために、高熱を与えるべく燃料が使われます。

ですから、産業的にはそれなりの量のCO2が排出されていると考えてください。  

 

業火の中で - 写真素材
(c) はばねろさん写真素材 PIXTA

 

石灰は昔からそうして作られてきたのです。

石灰石を焼く窯からは、

 燃料を燃やして発生するCO2と

 石灰石が生石灰へ焼成されて発生するCO2、  それぞれが出ています。