大麻の不法所持、栽培は禁止されています。
が、捕まる不届き者が後を絶ちませんね。
wikipediaより
ところが大麻。
もともと国内に自生する植物であり
農作物として栽培されていたものでした。
身近なもので言えば麻糸、麻の服、蚊帳、漁網などなど。
生活にとても近い存在だったのです。
ところが現在では
許可を得て大麻を栽培している地域は国内でも数か所。
その他、苧麻や綱麻も数か所だけです。
いずれも麻の皮から繊維を取り、糸を紡ぎ、
様々なモノに加工されています。
それと漆喰との関係は…コレ。
「麻すさ」です。
海藻のりと同様、漆喰には必要不可欠な原料です。
大麻からそのまま作られた麻すさは
「生濱」や「ポンキ」などと呼ばれ
最高級の左官資材の一つであったようです。
が、現代ではそれも無理な話。
国内栽培されているもののほとんどは入手困難です。
手に入れられても、大変高価なもの。
ごくわずかな伝統工芸の原料などに使われているのです。
麻薬は絶対にダメ!
当然、無許可の大麻栽培もいけないことです。
ところが後を絶たない不逞の輩。
そんなニュースを耳にするたびに
伝統素材としての「麻」がさらに制限されるのではないかと
ひやひやさせられます。