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2024/03/08

今から間に合うか?

3月も半ば。そろそろ年度末です。
そして、年度末の3月と言えば、道路工事ですね(笑)

漆喰が今から間に合うか?

駆け込みで工事することの多いこの時期です。
同様に、この時期に多い電話が「漆喰塗るんですが、時間が無いから、ナントカする方法ないですか?」と。

 4月ニューオープンのお店。
 年度末までに引き渡ししたい住宅。

…事情は痛いほどよくわかります。

しかし、幾度となく説明していますが、自然素材であればあるほど、自然に左右されるものなのです。

漆喰とは山から削り取った石を加工して作った「石灰」に…




麻などの植物繊維を加え、


さらに海藻を加え…練り上げただけの左官材料です。


例えば
 硬化が終わっていないセメントの上から塗ったり
 寒い時期に凍結しない薬剤を加えてみたり
 動く場所に塗ってみたり

 …自然に逆らうようなことをして、上手くいった例がありません。

逆に
 乾かなくて当たり前。
 割れて当たり前。
 カビが生えて当たり前。
 汚れが落とせなくて当たり前。

漆喰はナントカならない

常に自然との対話と対峙を繰り返さなければならないのです。
だからこそ「ナントカならない」材料なのです。

ナントカならないのならばどうするか?

 答えは簡単ですね。 『待つ』んです。

 お仕事を依頼している方が、待つんです。

 ちゃんとした仕上がりを望むのであれば「待つ」んです。

とはいえ、工期に追われるのは、左官さんをはじめとする、最後の仕上げを行う職人さん。

頑張ってください!