今日は修道士ドン・ピエール・ペリニョン(Dom Pierre Pérignon)が、シャンパンを発明した日だそうです。
Dom Perignon / ltdan
シャンパンは発泡性ワイン。発泡性ワインは、発酵の際に発生する炭酸ガスが、そのまま瓶内に閉じ込められ、液中に溶け込んだものです。
さらに、その中でも決められた製法、そしてシャンパーニュ地方で製造されたものだけが「シャンパン」や「シャンパーニュ」。それ以外はスパークリングワインと呼ばれていますね。
そしてそのシャンパンの代表格が「ドンペリ」。…ドン・ペリニョンです。
Dom Perignon Champagne / geishaboy500
さきほど名の出た発明した修道士ドン・ピエール・ペリニョンの名が冠せられています。
そして「勝利の美酒」の代名詞。
ただし、我々庶民のノドにはなかなか入りませんね(笑)
さて、シャンパンに限らず、ビールといい、サイダーといい、コーラといい、炭酸の刺激はたまらないものです。
ところが、炭酸ガス=CO2。
CO2や二酸化炭素と聞くと、環境負荷の代名詞。
悪モノとして、マイナスイメージが強くなります。
うまく付き合っていかねばならないモノの一つです。
さて、その二酸化炭素、漆喰には必要なモノなのです。
覚えてますか?
漆喰の主成分、水酸化カルシウム(消石灰)は二酸化炭素を吸収して硬化するのです。
その二酸化炭素は、石灰石を焼いたときに石から出た分。
つまりは吐き出した分だけ吸い込むのです。
「なんだか、漆喰っていいよね?!」と思ったでしょ?
でもいい話には必ず落とし穴があります。
漆喰は環境にとても優しい、漆喰で二酸化炭素を減らせる…などと嘘っぱちを記載しているWEBサイトやカタログが蔓延していますが、石灰石は焼かれているのです。
焼くのに使われるのは主に石炭やコークス。
石灰石から二酸化炭素を除くために、高熱を与えるべく燃料が使われます。
ですから、産業的にはそれなりの量のCO2が排出されていると考えてください。
石灰石を焼く窯からは、燃料を燃やして発生するCO2と、石灰石が生石灰へ焼成されて発生するCO2、それぞれが出ています。