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2014/03/08

年度末。時間がない中、工事を進めるためには…待つことです。

3月も半ば。そろそろ年度末です。年度末の3月と言えば、道路工事ですね(笑)


駆け込みで工事することの多い時期ですね。

同様に、この時期に多い電話が…
「時間が無いから、ナントカする方法ないですか?」と。

4月ニューオープンのお店。
年度末までに引き渡ししたい住宅。

…事情は痛いほどよくわかります。

しかし、幾度となく説明していますが、自然素材であればあるほど、自然に左右されるものなのです。

漆喰とは山から削り取った石を加工して作った「石灰」に…




麻などの植物繊維を加え、


さらに海藻を加え…練り上げただけの左官材料です。



例えば
硬化が終わっていないセメントの上から塗ったり
寒い時期に凍結しない薬剤を加えてみたり
動く場所に塗ってみたり

…自然に逆らうようなことをして、上手くいった例がありません。

逆に
乾かなくて当たり前。
割れて当たり前。
カビが生えて当たり前。
汚れが落とせなくて当たり前。

常に自然との対話と対峙を繰り返さなければならないのです。
だからこそ「ナントカならない」材料なのです。

ナントカならないのならばどうするか?

 答えは簡単ですね。 『待つ』んです。

 お仕事を依頼している方が、待つんです。
 ちゃんとした仕上がりを望むのであれば「待つ」んです。

とはいえ、工期に追われるのは、左官さんをはじめとする、最後の仕上げを行う職人さん。
頑張ってください!